我が子の名前に最強の大統領の名を… 夫婦が申請するも「使用禁止」と却下に
日本でも、名前に使用できない漢字や似た漢字が多数ある。赤ちゃんの名付けには注意が必要だ。
子供の一生を左右するといっても、過言ではない名前。親は生まれる前から我が子の名前を必死に考えるものだ。このたび、ちょっと目立つ名前を付けようとした北欧の夫婦が話題になっていることを、イギリスの『INDEPENDENT』や『Daily Mail』が報じている。
■その名も「プーチン」
一歩間違えれば、からかいの対象になってしまうこともある名前。運勢を気にして、姓名判断や占いに頼るという人も多い。
スウェーデン・ハッランド県のラホルムに住む夫婦は、生まれたばかりの我が子を前に、強運や成功につながるような名前をと考えていたが、思いついたのは「ウラジーミル・プーチン」。ロシア連邦の最強の大統領から名前をもらおうと決めたのだった。
■夫婦は税務庁へ
スウェーデンでは、子供が生まれた日から3ヶ月以内に、人口の登録管理を行っているスウェーデン税務庁(Skatteverket/スカッテウェルケト)に命名の申請をしなければならない。
夫婦はストックホルムにあるスカッテウェルケトへ出向き、産まれた子の名前を「ウラジミール・プーチン」と登録しようとした。
■不快感を与える…?
だがスカッテウェルケトの職員は、その名前を登録することは不可能だとして拒否し、夫妻に新たな名前を考えるよう要求した。
スウェーデンの法律には「人々に不快感を与えたり、問題を引き起こしたりといった可能性がある名前は使用が禁止されている」とあるが、果たして「ウラジミール・プーチン」はそれに該当するのだろうか。受理されない理由は、最後まで明らかにされなかったという。
■「マイケル・ジャクソン」も禁止
海外では、子供の名前として「フォード」「ピルスナー」「アッラー」「グーグル」「メタリカ」「マイケル・ジャクソン」などの登録を許可しないという国は多い。
日本でも「悪」「魔」「薔」「薇」などの漢字は原則として使用できず、また決して悪い意味ではないにもかかわらず、「百花繚乱」の「繚」も人名としては使用できない。親族に同じ響きの名前はいないか、人名ではない文字を使用していないか、必ず確認が必要だという。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)