チコちゃん、「コンセントに穴が2つある秘密に」迫る 差す向きで機能向上も?
『チコちゃんに叱られる』でコンセントの穴が2つである理由を解説。3つ穴があるものについても紹介した。
24日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「コンセントの穴が2つなのはなぜ?」が注目を集めている。
■「入り口と出口が必要だから」
気になるチコちゃんの回答は、「入り口と出口が必要だから」という。コンセントの電気は、交流の電気が使われている。交流電気とは、+と-で行ったり来たりをする電気を指し、コンセントの左右は、どちらも入り口であり出口でもあるということになる。
電気は基本的に入り口・出口がないと流れることができない。水が高いところから低いところに落ちるように電気も電圧が高い方から低い方に流れる性質を持っている。
コンセントでは、左の穴が常に「電圧0」の状態となっており、右の穴は+と-をいったりきたりしている。右の穴が+のときは右から左に流れ、左の穴が-の時は左から右に電気が流れる。
■一部機器ではプラグの向きで性能向上
左は常に0、右の穴の電圧が入れ替わることで、左右交互に電気が流れる仕組みとなっているが、実はコンセントの穴が左右で違うという。
左の方が大きいというコンセントの構造を考えて、差す方向を合わせた方がより性能を発揮する場合がある。一部オーディオ機器はその代表例で、プラグに目印がついており、合わせることで音質が若干良くなるようだ。
■3つ穴のコンセントは…
おまけとして、エアコンや冷蔵庫などコンセントの穴が3つあるものを取り上げた。アースと呼ばれるもので、人間が感電しないようにつけられている。家電製品が故障した時、電気が漏れ出すことがあるのだが、家電本体や手が濡れていると危険。
その際、アースがあると漏れた電気を人ではなく、地面に流して感電を防ぐ役割を持つ。濡れた手で触りやすい冷蔵庫や冷房時に水を出すエアコンにアースがついている。
アメリカ・ベトナム・アフリカ・中近東などは家庭すべてのコンセントがアース装備になっていたり、国によってコンセントの形はさまざまなものがあると紹介した。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)