ハンバーガーに人の指が混入… 奇妙な歯ごたえを忘れられない客がトラウマに
店側は謝罪や補償により解決したと思っても、あり得ない異物混入を経験した被害者側には強いトラウマが残る。
購入した食べ物に髪、紙、虫や金属片などが混入し、口に入れた顧客をぞっとさせた、歯が欠けて激怒させたといった話題は多い。また、まれには「人の指」が入っていたというケースも。
ボリビアでこのたび、1人の客がハンバーガーショップで身震いするような恐怖の体験をした。『Mail Online』『NEW YORK POST』ほか英米のメディアが続々と報じている。
■奇妙な歯ごたえに気づく
この話題は、ボリビア第二の都市とされるサンタクルス県のサンタ・クルス・デ・ラ・シエラ市から伝えられた。問題の店は『Hot Burger』という、市内に複数店舗が展開されているチェーン系ハンバーガーショップだ。
異物混入の被害にあったエステファニー・ベニテスさんという女性は、ある店舗でこのほどハンバーガーを購入。食べている最中に、ふと奇妙な歯ごたえを感じたという。
■半分にちぎれた人の指
それは細長い塊で、表面には弾力性があるが、太い「芯」の存在を感じるものだった。エステファニーさんは、いつものハンバーガーのパティではないと確信し、あわてて口から吐き出した。
混じっていたのは薄茶色をした長さ数センチの物体で、公開された写真からも、半分にちぎれた人間の手の指であることがわかる。
■スタッフが指を切断する事故
ハンバーガーのパティを製造する段階で、異物が混入したことを疑ったエステファニーさんは、店や消費者保護当局に苦情を入れた。
この事件を重く見た当局が調査を実施し、パティを作っていた従業員が、その2日前に指2本を切断する事故にあっていたことが明らかになった。詳しい立ち入り調査のため、店舗はしばらくの休業を余儀なくされている。
■被害者の多くがトラウマに
何も知らずに問題のハンバーガーを口に含み、咀嚼しようとしたエステファニーさんは、そのときの不気味な歯ごたえや舌ざわりが忘れられず、吐き気が残るなどトラウマに。「ハンバーガーはもう二度と食べたくない。見るのもいやです」と話している。
こういう事故は、店側は謝罪や補償により解決したと思っていても、被害者側の心情は違う。トラウマを乗り越えられず、以後二度と食べられなくなってしまう人も少なくないという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)