田原総一朗氏、総裁選不出馬の菅首相に同情 「続投許さなかった」「非情なもの」
ジャーナリストの田原総一朗氏が、8月26日の菅首相との面会を回顧。直後に総裁選不出馬を表明したが、当時は続投を進言したという。
■官邸で続投を勧めるも…
そしてブログ後半、田原氏は「状況がめまぐるしく変化したので、遠い昔のように感じるが、8月26日、私は首相官邸で、菅義偉首相に会った」と告白。
「私は菅さんに、『辞めろという声が多いようだが、ここで辞めるのは無責任だ。なんとかコロナを押さえ込むまで、がんばってほしい』と言った」と続投を進言していたことを明かす。
■「非情なものだ」と語る
これに対する首相の答えは前向きで、「菅さんは、『政治生命をかけてがんばりたい』と、きっぱりと語っていた。あの時点で菅さんは、本当に我が政治生命をかけて、やり抜く覚悟だったと思う。目の前の私に、その覚悟がひしひしと伝わって来た」と田原氏はやりとりを明かす。
しかし、その後の流れは周知の通りで、田原氏は「しかし、状況が続投を許さなかった。もう半世紀も政治の世界に関わっているが、あらためて非情なものだと思う」と政治の世界のシビアさをにじませたのだった。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)