コロナワクチン接種後、わずか1ヶ月で中和抗体が半減!? 体当たりで検査してみた

新型コロナのワクチン接種が進んでいる。その後の中和抗体はどう推移するのか体当たり調査。

■40代男性記者の検査結果は…

今回検査を受けた記者は、40代男性。6月29日と7月29日にモデルナワクチンを職域接種し、中和抗体検査は接種完了から約1ヶ月後の8月26日に実施した。その結果は…

新型コロナウイルス中和抗体

2回目接種から1ヶ月も経過していないにもかかわらず、49.94%とじつに半減。抗体が有効とされる20%は大きく上回っているものの、わずか1ヶ月でここまで減少してしまうと不安も募る。

検査センターの担当者は「この後はモデルナのほうが長持ちすることもあります」と気休めのような慰めをもらったものの…。ちなみに、記者は1回目も2回目も副反応がほぼなく(接種部位の痛み程度)、当時は「よかった…」と思っていたのだが。


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■人によって推移はさまざま

抗体値は、基本的に全て減少していくものの、そのペースや減少幅は人によってさまざまのようだ。編集部が現地で取材した30代女性は、7月27日の2回目接種完了から約1ヶ月とのことだったが、76.1%と記者の1.5倍以上の値に。

新型コロナウイルス中和抗体

ワクチン接種が進む一方で、抗体検査の希望者が増えているとも報じられているが、1ヶ月でもここまで減少する人がいること、その減り方がさまざまなことからも当然の心情ではないだろうか。

いずれにせよ、新型コロナのワクチンは、一度接種すればずっと有効な終生免疫ではなく徐々に効力が落ちるもの。いつ、どこまで落ちるのかは判断しづらいわけで、接種後もマスクや手指消毒など感染対策を十分に行う必要がある。

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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