橋下徹氏、“いつでもどこでも誰でも”検査に指摘 「コンセプトが間違っている」
橋下徹氏が自身のYouTubeチャンネルで、一部地域が掲げていたPCR検査体制について言及した。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が7日、自身の公式YouTubeチャンネル『橋下 徹 / Toru Hashimoto』を更新。新型コロナウイルス感染防止対策において、日本国内におけるPCR検査体制について持論を唱えた。
■注目集める「世田谷モデル」
橋下氏は動画内で「いつでもどこでも誰でも検査」とのフレーズを繰り返し口にしている。
これは、東京都世田谷区が取り組んできた感染防止対策「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査について言及したもの。いつでも、どこでも、何度でも受けられる検査環境を整えることで早期発見や治療につなげ、感染の広がりを抑える狙いで始まった「世田谷モデル」からきている。
■「コンセプトが間違っている」と指摘
動画の冒頭では、米国・ロサンゼルスの学校で実施された感染予防対策を一例にあげ、生徒50万人を対象に毎週検査を行うのだが、拒否なら授業は遠隔に受けさせられるといったほぼ強制的な検査体制について紹介。
橋下氏は、PCR検査を行うなら一斉に大規模、そして“強制的”に検査をやらなければ意味がないと主張。また「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査を独自に推進してきた世田谷や一部地域も含め、感染が抑止できなかった実情をあげ「いつでもどこでも誰でも検査、これがそもそもコンセプトが間違っているわけ」と指摘した。