TBS10月新ドラマ『日本沈没−希望のひと−』 國村隼が地球物理学教授役で出演決定
『日本沈没−希望のひと−』の追加キャストとして國村隼の出演が公表された。香川照之と対になる重要な教授を演じる。
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小栗旬が主演をつとめる10月放送開始の日曜劇場『日本沈没−希望のひと−』(TBS系)で新たに國村隼が出演することが発表された。
■「今だからこそ描くべき物語」
原作は1973年に刊行された故・小松左京氏の小説『日本沈没』、翌年には同じくTBSでテレビドラマ版が放送された他に劇場版や漫画など多くの形で語り継がれている。
刊行から48年の時を経て放送される今回の作品は舞台を2023年に変え、登場人物をオリジナルキャラクターにするなど大きなアレンジを加えた作品となっている。沈没という危機が迫る中で「見いだしていく希望」をテーマにしている。
形は違うが見えない敵との戦いを繰り広げている世の中の「今だからこそ描くべき物語」に仕上がっているようだ。
■地球物理学の最高権威を演じる
國村が演じるのは地球物理学の最高権威とも称される東京大学の教授・世良徹だ。香川照之が演じる地球物理学の異端児である田所教授と対になる重要な登場人物になっている。
科学者という立場だからこそ一言の重みがのしかかり、常識を飛び越した事態に振り回されてしまうようだ。表面上は落ち着きをみせ、内心では誰よりも取り乱してしまうという二面性を持った複雑な役どころだからこそ國村に白羽の矢がたったようだ。
■世界が直面している問題と驚くほどの符号
キャストの発表にあわせ、國村からのコメントも届いている。
國村隼:「日本沈没」という小松左京さんの原作が書かれたのはほぼ半世紀ほども前のことですが、いま世界が直面している問題と驚くほどの符号を感じさせられてしまうのです。
現在は、温暖化が原因とされる地球規模の異常気象や新型コロナウイルスによるパンデミック等…。当時は日本列島の危機として描かれ、それを今、地球規模として描き、人類全体の未来を問おうとしています。このドラマは来たるべき未来の物語なのだと思います。
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(文/しらべぇ編集部・綾崎 かなめ)