デーブ・スペクター、「内閣信任案」なるギャグ投稿 野党の本音をズバリ
「コロナ対策に専念するため」と総裁選不出馬を表明した菅首相。デーブのツッコミが冴える。
菅義偉首相は3日11時から開かれた自由民主党の臨時役員会で、総裁選に立候補しない旨を表明。各社が12時過ぎに一斉に報道したことを受け、13時から首相官邸で記者団の取材にも応じた。
■横浜市長選敗北が致命傷に
新型コロナ対策の不手際などで不支持率が支持率を上回る状況が続いていた菅内閣。8月22日に投開票が行われた横浜市長選では、菅内閣の現役閣僚を辞任して選挙戦に臨み、菅首相も全力で応援した小此木八郎・元国家公安委員長が、野党連合が推す山中竹春氏に惨敗。
菅首相の選挙区である神奈川2区でも小此木票が山中票を下回ったことで、地盤も揺らいでいるとの観測から、れいわ新選組の山本太郎代表が同区から出馬するのではないか、との情報も漏れ聞こえてきていた。
■奇策も封じられ万事休す
1日に各社が報じた「9月解散・総裁選先送り」の観測気球も安倍晋三・元首相や小泉進次郎環境相などの反対を受けて、菅首相自身も否定する形に。
その後、「二階幹事長はずし」など自民党役員人事を目指していたが、新総裁就任までのきわめて短い任期になりかねない役員交替には、岸田文雄氏などから異論も噴出していた。
2日に報じた取材記事にあるように、岸田氏優位の票読みを覆すための首相サイドによる奇策だが、不発に終わった状況だった。