同級生を頭からゴミ箱に… 中学校での陰湿ないじめ事件に保護者から不安の声

“いじめ”というより、これは犯罪…。保護者の一部は、学校の対応に全く納得していない。

■学校の対応と保護者らの反応

この件について校長が動画で声明を発表し、「1分もたたないうちに教職員2名が介入して止めました」などとコメント。今後に関しては「安全な環境を整えていく予定です」と話し、警察にも事情を伝えてあることを明かした。

一部の保護者は学校に連絡して「本当に安全なのか」と問い合わせ、「あのような生徒の行動は容認できない」「良家の子だから控えめに扱っているのではないか」「学校は子供たちにとって安全な場であるべき」と話しているという。

なお、いじめ加害者は未成年のため、個人の特定につながる情報は伏せられている。


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■約4割が「いじめを見て見ぬふり」

しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1,721名を対象に調査したところ、全体の38.3%が「いじめを見て見ぬふりをしたことがある」と回答した。報復、または巻き添えになることを恐れ放置するケースもあるに違いない。

いじめを見て見ぬふりをした経験者の割合

被害を受けた児童・生徒が悲観し、自殺してしまうケースは確かにある。

加害者が「悪いことをしても許される」と勘違いすることが決してないよう、またそれが原因でいじめが繰り返されないように、教師だけでは対処できないような悪質ないじめに対しては、警察に通報してでも子供たちを守らなければならない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年5月17 日~2019年5月22日
対象:全国10代~60代の男女1721名 (有効回答数)

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