ワクチン副反応と思い込み病院には行かず がん発症に気づかなかった女性が死亡
「副反応で体調を崩した」と信じ、医師に相談せずにいた女性。その判断が、死期に影響を与えた可能性も…?
倦怠感や体の痛みを感じていたものの、「コロナワクチンの副反応だわ」と考えていた女性。しかし長引く不調の原因がワクチンではなかったことを、『Manchester Evening News』などイギリスのメディアが伝えた。
■ワクチンを接種した女性
イギリスで暮らしていたヴィヴィアン・ホランドさん(72)は年齢よりも若く見え、息子のイアンさんも驚くほど元気があった。
新型コロナウイルス感染も「ぜひ予防したい」と考え、ワクチンを接種。その後は体に痛みを感じるようになったというが、ヴィヴィアンさんは「きっとワクチンの副作用ね」「病院には行かなくても大丈夫」と考えていたという。
医師に相談することもなく様子を見ていたが、ヴィヴィアンさんの体調は良くなるどころか急速に悪化した。
■検査で判明した病気は…
イアンさんには体調について相談したヴィヴィアンさんは、「いつもの調子とはまるで違うの」「私、いったいどうしちゃったのかしら」と不安な様子を見せた。
そのうち食欲もすっかりなくなり歩行も困難になったため、ヴィヴィアンさんはようやく病院に行き診察を受けることに。その結果、体調不良の原因はワクチンではなく、がんであることが明らかになった。
胃、そして肝臓にもがんが見つかったが、その時点ですでに手遅れの状態だったようだ。