「葬儀費用ないので埋めた」 ゴミ屋敷で暮らす兄弟が母らの遺体を庭に?
母、そして女きょうだいはどこに…。兄弟が暮らす家の中は、すさまじい状態になっていたという。
一般的な葬儀や家族葬でも、やはりお金はかかる。母らを亡くした兄弟が困った末に庭に遺体を埋めたと話していることを、『New York Post』など米国のメディアが報じている。
■「遺体を埋めた」という兄弟
つい先日のこと、米国・イリノイ州のある自治体が「気になる家族がいます」「異常がないか様子を見に行ってもらえないでしょうか」と現地警察に通報した。依頼を受けた警官隊はさっそく該当する家に向かい、成人している兄と弟の無事を確認したという。
だがそれ以外の家族はいなかったため理由をたずねたところ、兄弟は「母は2015年に階段から落ちて死んだんです」と告白。「女きょうだいが母を突き落としたんですよ」とも話し、その女きょうだいについては「2019年にコロナ死したんです」と述べた。
ふたりの遺体については「庭に埋めた」などと語ったため、警察は殺人事件が発生した可能性があるとみて捜査を開始。しかしこの兄弟が話す内容は二転三転しているため、当局は慎重に調べを進めているという。
■兄弟の話は真実か
2019年に米国内で新型コロナウイルスの感染拡大が進んだという事実はないため、女きょうだいの死に関する話が事実かも今は分からない状態だという。
しかし当局は実際に遺体が複数庭に埋められている可能性が高いとみて捜索中で、「2人の遺体にくわえ複数の動物も埋められているもようだ」と発表した。
また家の中はひどい状態で、トイレも壊れていることから兄弟は瓶などを使い用を足していたとのこと。また全ての部屋や勝手口、玄関ドアの前にも高く箱などが積み上げられており出入りできず、兄弟も家の出入りには窓を使っていたという。