爆笑問題がダウンタウン松本人志と共演した理由とは 太田は「楽しくなっちゃって」

ダウンタウン松本人志と爆笑問題の絡みを分析。そこからみえてくる共演解禁の心理とは。

■太田の攻めスタイルへ

太田はそれらの弱点を克服するかのように、特に『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)などで、はしゃぎながら攻めていくスタイルを確立させていったようにみえる。

太田は、単純にお祭り番組が楽しいと思われ、そこで素直にはしゃぎながら笑いにできるとは、最高のスタンスともいえるだろう。

基本的に「待ち」スタイルの松本が、太田と特にお祭り番組で共演するのは、攻める太田をどう松本がさばき、返していくかというコラボレーションとなるのは当然に思われる。


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■松本の因果応報

松本は若い頃、多くの芸人を敵に回し、それが今、返ってきているだろう。太田がそれを踏まえ、今回の生放送の共演で松本とナインティナインの確執を弄ったのも、ナインティナインへのメッセージであるとともに、また同時に松本への愛情であるともいえるのではないだろうか。

もちろんこれに乗った矢部浩之からの松本への「笑いによるアンサーと愛情」でもあるとも思われる。


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■漏れる喜び

もとは迷いもあったはずだが、太田は松本との共演を受け入れた。太田は、松本が丸くなったことも理解しているだろう。太田が松本との共演を決心したと同時に、実際のところ、共演したかったという気持ちに気付いていたのではないだろうか。

太田がはしゃいでいたのは、素直に松本との共演に喜んでいたのではないかと思われる。太田も終盤、「楽しくなっちゃって」とつぶやいた。松本と太田の共演は、互いにじつは何より内心喜び合っていたに違いないだろう。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

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