元ガーナ代表サッカー選手が猟奇殺人か 冷蔵庫に複数少年のバラバラ遺体を保存
家宅捜索に愛想よく応じた容疑者だったが、ある部屋の鍵を開けるよう命じられると動揺を見せたという。
元ガーナ代表の人気サッカー選手で、現在はスポーツ解説者として活躍していた28歳の男が、未成年の少年を複数名殺害した疑いで逮捕された。犯行現場は血まみれだったことを、『Daily Star』『7News.au』など海外メディアが報じている。
■スポーツ解説者が容疑者に
誘拐、殺人、死体損壊ほかの容疑で逮捕されたのは、ガーナ・ブロング=アハフォ州のスニャーニ市に暮らすサッカー解説者で、元ガーナ代表のリチャード・ギャムフィ(Richard Gyamfi)容疑者(28)。
自宅からは、行方不明になり捜索が続いていたルイス・アギエマング・ジュニアさん(13)ほか複数の遺体が発見され、警察による厳しい取り調べが行われている。
■家宅捜索に愛想よく対応
この事件は「公園でギャムフィが少年に声をかけ、自宅の方向に一緒に歩いていくのを見た」という情報が、少年の父親であるトーマス・アギエさんのもとに入ったことで、一気に進展を見せた。
父親から相談を受けた警察は令状を取り、22日に父親も伴って家宅捜索へ。ギャムフィは愛想よく彼らを中に通したが、鍵がかかった部屋について開けるよう命じられると動揺を見せた。その瞬間、扉を蹴り倒して中に侵入したのは少年の父親だった。
■首のない複数の遺体が…
その部屋の床には、首のない血まみれの遺体が転がっており、少年の父親は3段式冷蔵庫の各部分に、切断された人の頭部、手や脚がぎっしりと詰まっていることを発見した。
これによりギャムフィは未成年者誘拐、殺害、死体損壊および遺棄などの容疑で逮捕された。現場から首のない遺体、胴部、脚、頭部などをすべて回収したところ、犠牲者は計3名であることがわかり、別の2名の身元についても調査が行われている。
■目撃した誰もがトラウマに
地獄絵図のような犯行現場に、息子の変わり果てた姿を直視した父親ばかりか、警察官も心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症しており、今後もしばらくは専門家による診察やカウンセリングが必要な状態だという。
悪質な誘拐の末の猟奇的な殺人事件だけに、ギャムフィ容疑者に有罪判決が下った場合、極刑は免れないものとみられている。
・合わせて読みたい→父親が息子を木に縛りつけ体罰 体に蜂蜜を塗りつけ「ハチに刺されろ」
(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)