同学区で小学校教師3名が相次いで新型コロナ死　ワクチン未接種への後悔も

このほどアメリカ・フロリダ州の教育委員会から、新型コロナウイルス感染症に関するショッキングな報告がなされた。『CTV』『CNN』『CBS』など北米の複数のメディアがそれを伝え、波紋を広げている。

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■女性教師3名が相次いで死亡

報告は、フロリダ州では人口が2番目に多い、マイアミの北に位置するブロワード郡の教職員組合によるものだ。

ある教育学区において、頑としてワクチン接種に反対し、未接種だった小学校教師2名と指導補助員1名が新型コロナウイルスに感染したうえ、24時間以内に相次いで死亡したという内容だった。

3名全員が女性で40代後半。さらに、小学校に出入りしていた濃厚接触者1名も死亡したという。

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■「マスク生活の徹底を」

間もなく夏休みも明けることから、郡教育委員会は現在もその対応と調整に追われているが、今月だけでも郡の教職員については138名の新型コロナウイルス感染が判明しており、PTAの間では学校再開について懸念する声がそもそも多かった。

そのため郡教育委員会では、すべての人を対象にマスクなしで敷地内に入ることを禁じるとし、教職員には早急に2度の接種を完了させるよう改めて促していくという。

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■年齢・性差より接種の差

変異したデルタ株により、人々が再びコロナ禍に苦しめられているアメリカ。新型コロナウイルス感染症では、かつては男性が重症化しやすく死亡率も高いとの傾向が伝えられていたが、現在はそうではない。

重症化する人の8割、死亡する人の99％が男女を問わずワクチンを1回も受けておらず、しかも基礎疾患もない50代以下の人が大勢いるという。

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■未接種を後悔する患者たち

アメリカやイギリスではここ数ヶ月の間に、「新型コロナウイルスなんて嘘の作り話」だとしてワクチン接種やマスク着用に反発していた人々が、相次いでデルタ株に感染して重症化し、健康な30代や40代ですら何十日にもわたる闘病に敗れ、亡くなっている。

また、「様子見などと言わず、早くワクチンを打つべきだった」と病室から訴える患者たちも目立つ。仲間の苦しそうに喘ぐ姿を見て、いよいよ接種を検討する若者が増えてきたと、伝えるメディアは多い。