溺れた親子を救おうと女性が湖にダイブ 目撃者らも一致団結し救出成功へ
暗いニュースばかりでは気が滅入るが、世の中には善良な人たちも…。
■力を合わせた人たち
すると騒動にようやく気づいた人たちが「頑張って」と声をあげ始めたため、ローザさんは「助けが必要なんです、お願い!」と訴えかけた。
それを聞いた人たちは、互いの手を取り“人間の鎖(ヒューマンチェーン)”を形成。ローザさんは自分に一番近い人の手をつかみ、溺れていた親子と一緒に岸まで引っ張ってもらった。
助かった親子は水から出た後もしばらくは苦しそうにしていたが、父親はローザさんに声をかけ、呼吸を整えながら「ありがとうございました」とお礼を言ったという。
■溺れている人を見かけたら…
ローザさんは当局にメールで事情を伝え、「ライフガードに湖を監視させておくほうがいいと思います」といった意見も添えたという。
たまたまローザさんにはライフガードの知識があったため救助できたが、そうでない場合は、まずは通報するのが望ましい。そして浮く物や長い物があれば、それを差し出してつかませる。
水に入って助ける場合は複数の人が手をつなぎ、先頭の人が浮き輪やクーラーボックスなどを溺れている人につかませるのが、効果的だと言われている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)