溺れた親子を救おうと女性が湖にダイブ 目撃者らも一致団結し救出成功へ
暗いニュースばかりでは気が滅入るが、世の中には善良な人たちも…。
ある親子のピンチに気づき、とっさに湖に飛び込み救いに向かった勇敢な女性。周囲の人たちもこの救出に加わり協力したことを、『CBC News』など海外メディアが伝えている。
■湖で響いた悲鳴
カナダで暮らすローザ・コウリさんは、10代の頃にとても貴重な経験をした。それはライフガードになるための訓練を受けたことで、当時頭に叩き込んだノウハウを、その後もしっかりと覚えていた。
そんなローザさんが娘たちを連れてある湖を訪れたところ、「助けて」という悲鳴が聞こえあわてたという。「何事か」と急いで確認したところ、岸から6メートルほど離れた場所である親子が溺れかけていた。
すでに浮いているのが精一杯な状態だったため、ローザさんは娘を母に託し、湖に飛び込んだ。
■困難だった救出活動
すぐに親子がいる場所にたどり着いたローザさんは、もがいている母親と子供、そしてふたりを必死に支えている父親を一刻も早く岸に連れていきたいと考えた。そこでとりあえず腕などをつかみ、足がつく地点を目指すことにした。
しかし3人を引っ張るのは非常に困難で、知識と経験があるローザさんもかなり苦労したようだ。