工事現場で6メートルの棒に頭を貫かれた男性 願われる術後の回復と社会復帰
一瞬顔を上に向けた瞬間、ビル20階から鉄の棒が…。重傷を負った男性は、半身が麻痺しているという。
「危ない、どけ!」と同僚が叫んだ瞬間に、「何事か」と見上げた男性。その瞬間に落ちてきた棒が頭を貫通したため大手術を受けたことを、『Times of India』など海外メディアが報じている。
■まさかの事故発生
7月31日のこと、インドのガーズィヤーバードにある工事現場で、作業員たちが汗を流していた。
そのとき、建物20階から鉄の棒が落下。気づいた作業員が下で働いていた男性(24)に「そこから離れろ」と叫んだが手遅れで、同男性が上を向いた瞬間に約6メートルの棒が頭に深く刺さり、後頭部から突き出した。
男性は病院に搬送されたが傷は医師たちも驚くほどひどく、状態は極めて悪かった。
■手術には“成功”したが…
男性を救うため、7名の医師が集結。協力し合い4時間かけて手術をしたというが、ひとりは「かなり大変でした」とメディアにコメントした。この手術で医師団は頭蓋骨を一部除去し、脳へのダメージを最小限に抑えながら慎重に手術を進めたと明かしている。
また男性については「90%の確率で死なずにすむと思います」「ですが、あと何回か手術が必要です」と話しており、現時点では左半身が麻痺(まひ)していることも公表した。