旅客機内で13歳少年が大暴れ 粘着テープで拘束する対応に賛否両論
母親に襲いかかり、窓を思い切りキック。そんな少年の暴走を、客室乗務員たちは許さなかった。
機内で少年がいきなり暴れ、大声をあげ始めたとしたら…。異常事態発生に気づいた客室乗務員たちの対応、そして少年のその後について、『TMZ』『New York Post』などアメリカのメディアが詳しく報じている。
■機内で暴れだした少年
先日の午後12時44分に、ハワイのマウイ島にある空港から、ロサンゼルスに向かう旅客機が飛び立った。しかし離陸から約1時間が経過したころに、乗客のひとりが騒ぎ始めたという。
その客は13歳の少年で、一緒に乗っていた母親と口論に。逆上した少年は母親に殴りかかり、さらには窓を思い切り蹴るなどして、他の乗客たちを動揺させた。
■客室乗務員たちの機転
騒ぎに気づいた乗客2名、そして客室乗務員たちは、力を合わせて少年の動きを封じることにした。客たちは暴れる少年を座席に押さえつけ、その間に男性客室乗務員が粘着力の強いダクトテープを用意。それを少年の体に何度も巻きつけ、どうにか暴走を食い止めたのだという。
勇気ある乗客たちと機転の利く客室乗務員のおかげで、被害者が出ることはなかったが、機長はこのとんでもない騒動のせいで、ある決断を迫られた。