脳腫瘍の息子と闘うために… 手術痕そっくりの傷タトゥーを彫った父の愛が話題に
「息子さんはがんです」。そう聞かされショックを受けた父親は、息子と二人三脚で闘い抜くと決心した。
まだ幼い男の子を襲った、深刻な病気。家族が直面した重く悲しい事実、それでも続ける前向きなサポートと今後の予定などについて、『Liverpool Echo』などイギリスのメディアが伝えている。
■体調を崩した息子
イギリスのニュー・ブライトンで暮らすデヴィッド・ラリーくん(10)が、ある時期からひどい頭痛を訴えて体調を崩すようになった。
「右目にも異常を感じる」というデヴィッドくんを心配した父親のクリスさんと母親のケリーさんは、病院に連れて行くことに。そこで検査を受けさせたところ、悪性の脳腫瘍が複数できていることがわかり、「3つがかなり大きくなっている」と宣告された。
■隠しきれなかった病名
「デヴィッドを怖がらせたくない」と考えた家族は病名を伏せ、「小さい塊がいくつかできていた」とのみ伝えたという。
しかし、明らかに弱っているデヴィッドくんにあるとき見知らぬ男性が近づき、「君、がんで闘病中なんだろう」「よく頑張ってるな」などと声をかけてしまった。これが原因でクリスさんたちは秘密を隠しきれなくなり、デヴィッドくんに病名を告げることになった。