男性の事故死現場で兄と弟も電車にひかれ死亡 3人ともに酒に酔っていた可能性も

わずか1週間ほどのあいだに死亡した、3人の兄弟。この連続事故は、なぜ起きたのか。

■再び起きた悲劇

午前5時頃のこと、現場に接近していた電車の運転手はパブロさんとホゼさんに気づき、急停車を試みた。しかし間に合わずにそのまま兄弟をはねてしまい、重傷を負ったふたりは線路脇で倒れたまま動かなくなった。

「歩行者が電車にひかれました」という通報を受け警察が現場に向かったが、兄弟はその場で死亡を確認されたという。バルタザールさんの死から、わずか数日。兄と弟も後を追うように、この世を去ってしまった。


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■警察の見解は…

調査を進めている現地警察が会見を開き、「たった1週間のうちに3人の息子を失ったご家族の悲しみは想像もできません」とコメントした。また兄弟についてはけがの状態がかなりひどかったこと、そのせいで事故発生後ほどなくして亡くなったことも公表している。

電車には問題がなく、運転手にも非はなかったという。ところが7月に亡くなったバルタザールさん、その後にひかれた兄弟についても酒に酔っていた可能性があると指摘し、「酒を飲んだら運転はしない、もしくは移動しないよう徹底してほしい」とも呼びかけている。

兄弟に死なれた家族、そして電車でひいてしまった運転手たちも、大きな精神的ショックを受けているに違いない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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