かねてから疑惑ありの中学教師が違法薬物取引 逮捕後の人相の悪さも話題に
勤務していた中学では2年生のクラスを受け持ち、サッカー部を指導していたこともあるという。
このほどアメリカ・フロリダ州で、公立中学校に勤務する男の教諭が複数の違法薬物を隠し持ち、密売で稼いでいた可能性もあるとして逮捕された。男は50代でベテラン教師と慕われていただけに、波紋を広げている。
■3種類の規制薬物を押収
フロリダ州シトラス郡で9日、シトラス・スプリングス中学に勤務していたジェフリー・スコット・ブレイク(52)という数学の教師が、違法薬物所持および密売の容疑で逮捕された。
郡保安官事務所は、捜索令状とともにマリオン郡ダネロンにあるブレイク容疑者の自宅を急襲。自宅や所有するRV車から、3種類の規制薬物や使用するための器具を押収している。
■副業で密売か
シトラス郡保安官事務所は、この事件について「中学生を正しい道に導くべき教師が、人の命を徐々にむしばんでいく覚せい剤に自ら染まっていたという事実に、大変な憤りを感じている」などと述べている。
薬物は、多幸感が得られるとされる麻薬性鎮痛薬(オピオイド)のフェンタニル4.1g、覚せい剤のメタンフェタミン1.8g、ヘロイン2.3gなど。状況や量から、第三者にも流れていた可能性が高いという。
■周囲も感じていた異常行動
保安官事務所は、FacebookやTwitterの公式ページを通じてこの事件の概要を人々に伝えているが、添えられたブレイク容疑者のマグショットの人相の悪さに驚く人は多い。
連邦捜査局(FBI)も加わり徹底的な捜査が始まるなか、周辺からは「ブレイクの薬物依存をうすうす感じていた」「(自宅に)人の出入りが妙に多く、雰囲気も異様だった」といったショッキングな話も聞こえてきているという。
■サッカー部の指導も
ブレイク容疑者は11日、保釈保証金が4万1,000ドル(日本円にして約452万円)に設定され、身柄を拘置所に送られた。
シトラス郡の教育委員会は『NEW YORK POST』の取材に応じ、ブレイク容疑者は2001年から数学教師として雇われたといい、現在は休職の扱いだが、捜査の状況を見て厳しい処分を考えたいとしている。
シトラス・スプリングス中学では2年生のクラスを受け持ち、サッカー部を指導していたこともあるという。
LOCAL TEACHER ARRESTED FOR DRUG TRAFFICKING – Yesterday, members of the CCSO Tactical Impact Unit (TIU), along with detectives from the Special Victims Unit (SVU) served 2 search warrants that resulted in the arrest of Citrus Springs Middle School Teacher, 52yo Jeffrey Brake. pic.twitter.com/odG2vPYNro
— Sheriff Citrus (@SheriffCitrus) August 10, 2021
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)