危険な暑さが続く夏 『めざまし8』で気象予報士が呼びかけた「2つの約束」
熱中症が心配されるこの時期。『めざまし8』で気象予報士の天達武史氏が注意喚起をした。
気象予報士の天達武史氏が11日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に出演。熱中症対策のため2つのことを呼びかけた。
■危険な暑さが続く夏
東京都内で39℃の猛暑日を記録した昨日。渋谷の昼のスクランブル交差点の道路は45℃以上と、非常に暑い一日だった。
熱中症が心配されるこの夏、番組にVTR出演した谷口英喜医師によれば、去年よりも今年のほうが熱中症になりやすいという。「これだけ長い期間、梅雨が明けてから熱くて、そして蒸している。つまり蒸し暑い日が続く、外出自粛が長引いていますから、どうしても暑さに体が慣れていない」と指摘する。
また、体を動かさないことで筋肉が脂肪に置き換わってしまい、体内の水分が少なくなって脱水しやすいと話した。
■「2つの約束」を呼びかけ
番組では、天達氏が東京のお台場から中継。手元の温度計では33.6℃だが、風がないことが影響して体感的には「物凄く暑く感じられます」とリポートした。
そして、「今日はみなさん、2つ約束していただきたいことがあります。とくに関東から近畿の方」と切り出す。アスファルトの照り返しによって下半身が暑く感じやすいとし、「みなさん、ワンちゃんのお散歩は午後6時以降でお願いします」と道路が涼しくなっていることを確認してから散歩に出かけるよう呼びかける。
また、子供連れの人に対しても「小さいお子さんのほうが大人よりもかなり熱いです。もし日向を歩く場合は、お子さんの顔をよく観察してください。熱中症にならないようにみなさんお願いしたいと思います」と注意を促した。
■約2割が熱中症を経験
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名を対象に実施した調査では、全体の19.9%が「熱中症になった経験がある」と回答。およそ5人に1人と考えると、他人事ではない。まだ厳しい暑さが続くと見られ、熱中症には厳重な警戒が必要だ。
天達氏が呼びかけているように、犬の散歩、子供の熱中症には十分気をつけたい。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)