気温上昇のギリシャで大規模な山火事  世界各地でも発生への警戒高まる

強風が鎮火を妨害し一向に収まらない山火事。雨による鎮火が期待される。

2021/08/11 20:00

■強風が火災被害を悪化

市民保護局のニコス・ハルダリアス副局長は、「エヴィアには、北と南に2つの大きな火災前線があります。北部の山火事は、海岸の集落に向かって吹き付ける風が原因のようです」と語った。

地中海沿岸部は油分を含んだオリーブなどの木々が多く、強風が吹き付ける状況も被害をさらに大きくしているようだ。


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■世界各地で災害が発生

林野庁の公式ホームページにある情報では、日本での山火事の発生件数は年々増え、1年間に約1.2千件も発生しているという。例えば今年の2月から3月にかけて、栃木県足利市の両崖山で大規模な山火事が起こっている。ただしこちらは、タバコの不始末が原因だった。

アメリカのカリフォルニア州では50度を超える気温を記録し、高温警報が発令されている。やはり山火事も相次いでいるようだ。

またトルコでは、合計8人の死者を出した火災が発生から2週目を迎えている。大きな被害を受けた地域にはようやく雨が降り、鎮火が進むことを誰もが願っている。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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