コロナ禍で休止となった手水舎 「避暑地」として利用する思わぬ来客者の姿が話題に
コロナ禍で水が抜かれた手水舎。かわいい来客者達が「避暑地」として利用する姿が話題となっている。
2021/08/10 16:30
■「境内=庭」という感覚の猫達
編集部はアカウントを管理している宮司のお孫さんに話を伺ってみたところ、写真の猫は宮司の娘一家が飼っている猫とのこと。
神社のすぐ横に宮司の娘一家があり、猫達の水飲み場や餌置き場も境内のほど近くにあることから、猫達は「境内=庭という感覚で過ごしています」と語っていた。
ちなみに、手水舎の水は昨年の春頃から抜いていたが、猫達が入り込んだのは「今回が初めて」とも振り返っていたため、夏の暑さに耐えかねて、猫達は「避暑地」として利用したのかもしれない。
■草むしりをしていたら…
ツイートの写真は、お孫さんが周囲の草むしりをしていた際、そばにいたはずの2匹の姿が見えなくなったので探したところ、水の抜かれた手水舎の中に入っているのを発見し撮影したもの。
普段、猫達は日陰のコンクリートの上でゴロゴロしていることが多いので、冷たい石で作られた手水舎の中に入ることは想像できたそうだが、いざ発見すると、あまりにもぴったり入っている姿に、「びっくりしました」と発見当時を振り返っていた。
■神社存続を考える機会に
ツイートが話題になったことについて、「小さな地域の神社が気まぐれに行っている投稿なので」と謙遜していたお孫さん。ツイートにたくさんの反応があったことには嬉しさを感じつつも、「神社そのものより猫なんだな」と複雑な感情を抱いてしまったそうだ。
しかし、「神社の情報発信を目的として開設したアカウントですので、今回のヒットは神社存続の方向性を少し考えさせられる出来事となりました」「このアカウントを開設した者としましては非常にうれしい限りであります」と喜びを見せていた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)