がんばれ小中学生 約4割の大人が「夏休みの宿題」で結果を出していた
読書感想文やポスターコンクールといった夏休みの宿題で、入賞した経験がある人たちに“コツ”を聞いてみました。
■読書感想文で「絶対にNGなこと」
読書感想文コンクールで3年連続クラス代表に選ばれ、入賞していたという女性・Aさんに、読書感想文のコツを聞いてみたところ、「読書感想文は、みんなあらすじを長々と書いてしまいがち。その本を読んで自分がどう感じたのかを書くのが感想文」でることを改めて強調。
「私は中1のときに『時をかける少女』を読んで感想文を書いたのですが、『自分がタイムトラベルができたとしたら、このときに行きたい(戻りたい)』と感想を書き、『でも、時間は戻せないから、これからの時間を大事に自分のやりたいことを精一杯やりたい』といった内容でまとめた記憶があります」と話す。
あらすじを簡潔にまとめ、自分の感想を主体とした構成になっているかどうかが、まず重要なポイントになるそうだ。
■「何を求められているのか」を考えた
ある標語コンクールで最優秀賞を受賞した会社員のBさん(20代女性)は、「当時小学6年生で、クラスメイトの中には、技巧的で凝った標語を考えている子もいた」という。
しかし、「求められているのは“小学生が考えた標語”なので、変に大人びたことをやるより、“多分こういう感じを求められているのではないか”と、ひらがな多めのやわらかい印象の標語を考えたら、最優秀賞を頂きました」。
「入賞作品はしばらく市の施設に飾られたのですが、入賞した作品は、特別難しい言葉など使われていない、シンプルなものばかりでした。あまり考えすぎず、ストレートに表現するほうが良いのかもしれませんね」と話していた。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)
対象:全国10代~60代の男女384名 (有効回答数)