隣家の猫をクロスボウで撃った女を逮捕 動機は「うちの猫が怖がっているから」

容疑者は「性格が激しい隣家の猫が、うちの大人しい猫を攻撃してくる」と主張しているという。

2021/08/03 11:30

猫・散歩

アメリカ・ミシガン州のある町で恐ろしい動物虐待事件が起き、隣家に暮らす若い女が逮捕された。「自身が飼っているペットが怖がっているから」という一方的かつ身勝手な理由だったことを、『mLIVE/Michigan』『abc12 News』など海外メディアが報じている。


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■重要参考人は隣人

事件は7月中旬に、ミシガン州イオスコ郡のイースト・トーワスという町で起きた。飼い猫のオリバーが、外を歩いている際にクロスボウの矢で首を撃ち抜かれ、適切な処置と治療により何とか一命は取り留めた。

捜査を開始した警察に、オリバーの飼い主であるエリック・エリクソンさんは「隣家との関係が以前からよくなかった」と説明。事件の重要参考人として名が挙がったのは、隣人のテイラー・ローズ・シップマン(23)だった。

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■実刑判決の可能性も

警察の事情聴取を受けると、素直に犯行を認めたシップマン容疑者。「オリバーは攻撃的。私の猫がいつも怖がっていて、守っているうちに殺意が芽生えた」などと話したという。

犯行は計画的で殺意も十分あるとして、この事件は動物虐待事件のなかでも最も重い罪として裁かれる予定だ。有罪判決の場合、シップマン容疑者には最大で懲役4年の実刑が下る可能性があるという。

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■「世の中にはいい人たちも」

イオスコ郡の動物保護団体が中心となり、手術や入院でかなり高額になるオリバーの医療費をカバーするべく、募金活動をスタートさせた。

24万円近くの寄付金が集まっていると知り、エリクソンさんは「この世の中、悪い人ばかりではありませんね。皆さんの善意に心から感謝しています」とメディアの取材に話している。


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■猫によるご近所トラブル

取り調べのなかで、「人にも飛び掛かって来るほどオリバーは攻撃的だった」と主張したシップマン容疑者。猫の性格はさまざまだが、臭いを放つ糞の被害がご近所トラブルの種となることもあり、裁判では日頃の飼育のし方についても争点となりそうだ。

なお、イオスコ郡拘置所に収容されたシップマン容疑者は、1万ドル(日本円にして約109万円)の保証金を支払うことで、現在は保釈されているという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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