警察の拷問に耐えかね虚偽自白 殺人犯として投獄された男性が21年を経て釈放

いきなりパトカーに乗せられ、無理やり署へ…。冤罪で逮捕された男性が、おぞましい経験をした。

事情聴取・取り調べ・取調室・警察

犯してもいない罪を認めざるを得ない状況に追い込まれ、自由を奪われた男性。長く苦しい年月を経てようやく釈放されたというが、収監されているあいだに失ったものは、自由だけではなかった。男性の身に起きた悲劇について、『The Sun』など海外のメディアが伝えている。


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■逮捕された教師

メキシコで音楽の先生として働いていた男性が、2000年にいきなり自宅にやって来た警官たちに取り押さえられた。

突然殴りつけられ手錠をかけられた男性はパトカーに乗せられ、そのまま署へ。それに続き始まった事情聴取で「ある若者が殺害された」と聞かされ、「僕が殺しました」と言うまでむごい拷問を受けたという。

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■拷問に耐えかねて…

金属製チェーンを手に巻きつけられ、吊るされる。またときには殴られ、電気ショックを与えられる。そんな拷問を受け「犯行を認めろ」と迫られた男性は虚偽自白に追い込まれ、懲役40年以上の実刑判決を言い渡された。

しかし遺体のDNAを確認したところ、被害者とされる若者のものとは一致しないことが判明。それでも当局は男性の釈放を拒んだが、しばらくすると「死んだはずの若者は生きている」「アメリカで元気に暮らしている」といった情報が明らかになった。

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■悲劇を経て自由の身に