東国原英夫、都福祉保健局長に苦言 「何言ってんの?」「危機意識を持つべき」
東京都保健局長の「いたずらに不安をあおらないでいただきたい」発言に、東国原英夫が「何言ってんの? この人」などと苦言を呈している。
元宮崎県知事・元衆議院議員でタレントの東国原英夫が、28日に自身のツイッターを相次いで更新。東京都福祉保健局長の「いたずらに不安をあおらないでいただきたい」との発言に苦言を呈した。
■「何言ってんの?」と苦言
東京都の28日付の新規感染者数は3,177人。これは、前日27日に記録した過去最多人数の2,848人を超える数字で、2日続けて最多を更新する“感染拡大”の様相を呈している。
他方、東京都の吉村憲彦福祉保健局長は27日夜、同じく2千人台だった年末年始とは医療提供体制やワクチン接種状況が違うことなどを理由に、「医療に与える圧迫は変わっている」「第3波とは本質的に異なる」「いたずらに不安をあおらないでいただきたい」などと記者団へ説明。
これを受け、東国原は28日に「何言ってんの? この人」とツイートし、「『五輪だけでは無く、人流抑制の警鐘・注意喚起や基本的感染対策の徹底の発信をお願いします。東京都も最大限呼び掛けて参ります』じゃないの?」と指摘した。
東京都の福祉保健局長がメディアに対して「不安を煽らないで頂きたい」と発言。何言ってんの?この人。東京都の立場だったら、メディアに対して「五輪だけでは無く、人流抑制の警鐘・注意喚起や基本的感染対策の徹底の発信をお願いします。東京都も最大限呼び掛けて参ります」じゃないの?
— 東国原英夫 (@higashi_kokuba) July 28, 2021
■政治・行政の役目を説く
医療体制への認識に対しても、東国原は「そんな悠長な事でいいのか。政治行政の要諦は国民(都民)の生命・財産を守る事」「もっと緊張感と危機意識を持つべき」と苦言を呈する。
続けて、「今の感染状況が2週間も続けば保健所・自宅療養・ホテル療養等は確実にパンクする」との懸念を示し、「そうならないようにあらゆる方策を総動員し全力を尽くすのが政治行政のやるべき事」と唱えた。
■ネット上の意見は…
これらのツイートに対し、フォロワーからは「まさにそのとおりです。命に関わることなのに想定が甘過ぎます」「医療崩壊がおきてしまってから慌てても遅い」「緊張感が足りない」などと賛同意見が。
しかし、一方では「理由があるのだと思いますよ」「不安を煽るのと、注意喚起は違うけどね」といった否定的な声も寄せられており、賛否は割れている。
依然として厳しい東京都の感染状況。都民・国民としては、好転することをひたすら願うばかりだろう。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)