夏休みにぴったりな子供向け貯金方法が話題に 住宅ローン節約アプリ開発者が伝授
ゲーム感覚で楽しめる貯金方法。夏休みに、子供たちとお金について学んでみるのはいかがだろうか。
「我が子に夏休みを有意義に過ごしてもらいたい」と考える親は多い。あるアプリ開発者が、ゲーム感覚で挑戦できる子供向けの貯金方法をシェアし、大きな関心を集めている。英米のメディア『Mirror』や『Opera News』などが報じた。
■ゲームのように貯金
アイデアをシェアしたのは、住宅ローン節約アプリ『Sprive』の開発者でCEOでもあるジェニッシュ・ヴォウラさん(36)。イギリス・ハートフォードシャー州のワトフォードに暮らし、2児の子を育てる父親だ。
ジェニッシュさんによる子供と一緒に楽しめる貯金方法は、『The Sprive Summer Savings Challenge』と名付けられ、「ゲーム感覚で楽しめる」と友人や家族の間でも大好評だという。
■必要なのは6枚の封筒のみ
その方法は、まず6枚の封筒を用意する。1枚ずつに「10円」「50円」「200円」「500円」というように、子供たちの年齢に応じた6種類の金額を書いていく。
そして子供たちは目隠しをして、1枚の封筒を選択。おこづかいや日々のお手伝いのご褒美にもらったお金の中から、選んだ封筒に記載された金額を入れて貯め、2日後や1週間後に封筒を選び直すそうだ。
ジェニッシュさんは、子供が中身を取り出さないよう、袋の管理は両親がすることをすすめている。
■大人でも年間平均21万円
楽しみは、夏休みが終わるときにやってくる。子供は親と一緒に全ての封筒を開け、どれくらい貯まったかを数え、それで好きな物を買う喜びを覚えるのだという。
さらに、おこづかい帳を記録するようになると、ほとんどの子供たちが「思った以上に使っていることに驚いた」と言うそうだ。
また、応用編で「大人向け」もある。52枚の封筒を用意し、1~52ポンドの金額を書いて日々封筒を選びながら、同じ方法で貯めていくと、1年間で約1,378ポンド(日本円にして約21万円)も貯金できるそうだ。
■「小さい頃から勉強を」
「我が子には、雑用でもお手伝いでも、おこづかいを稼ぐ方法を自分で考えさせること、買い物や銀行での振り込みなどを我が子に見せ、何にいくらお金がかかっているのか、金銭感覚を身に着けさせることも大切です」と話すジェニッシュさん。
特に、お金になることのアイデアを練る癖は、将来ビジネスを立ち上げるうえで大いに役立つからだ。
さらにジェニッシュさんは、「お金に関することは、幼い頃から少しずつ感覚で学んでいくことが大切です。夏休みは長く、子供と一緒に過ごせる時間もいっぱいあり、良い機会ですよ」と話している。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)