五輪開会後に台湾からは「日本ありがとう」 感謝のコメントが続々の理由とは
コロナ禍で開催されている、東京オリンピック。批判の声もあがる中、台湾では「ありがとう」という声も…。
新型コロナウイルスが猛威をふるう中、国民の反対の声をほぼスルーするかたちで始まった東京五輪。暗い話題も目立つなか、台湾からは開会式直後から日本に対する感謝の声が多くあがっている。その理由につき、『Taiwan News』などが伝えた。
■コロナ禍での五輪開幕
さまざまな問題に直面するなか、23日に開催された東京五輪開会式。その様子を伝えたNHKのアナウンサーは、「チャイニーズ・タイペイ」と書かれたプラカードに続き行進する選手団を「台湾です」と紹介した。
この一言が台湾で暮らす多くの人々を感動させ、「嬉し涙が出た」という声も上がっている。また現地メディア『Taiwan News』は、「国際的スポーツ組織における中国の影響力もあって、これまでは屈辱的な『チャイニーズ・タイペイ』という名で紹介されてきた」と報道。
コロナワクチンの調達が遅れた台湾を支援すべく日本政府が大量のワクチンを提供したことも改めて伝え、両国間の絆の強さを強調した。
■台湾の政治家も感激
台湾の政治家、王婉諭氏は同日SNSに「開会式を見て、感動しました」「NHKが『台湾(タイワン)』と紹介していたのです」と書き込み、「いつの日か、台湾という名で舞台に立てることを心から願っています」とも付け加えた。
この投稿につけられた「いいね!」は、わずか2日で1.2万を突破。台湾の人々も、続々と意見・コメントを書き込んでいる。