詐欺容疑の男が意識不明を装い入院 カレーの匂いで空腹に負けてギブアップ
好物のうまそうな匂いをかぎ、食欲が爆発。根性だけはあった容疑者も、演技で逃げ切る作戦を断念した。
■いきなり“目覚めた”男
意識不明を演じて3日がたったとき、病室で男の様子を見守っていた警官がやはり腹をすかせ、カレーライスを食べ始めた。
病室に漂い始めたスパイシーでうまそうなカレーの匂いは、空腹に必死に耐えていた男の食欲を直撃。男はいても立ってもいられなくなって頭を動かし、そのままゆっくりと立ち上がって警官を驚かせた。
■「匂いに負けた」と真相を告白
警官に事情を聞かれた男は、意識不明のふりをしていたことを告白。
「すごく良い匂いがしたので、この空きっ腹ではもう耐えられなかったんです」「だって俺、3日も何も食っていないんです」「なのに食い物の匂いがしたもので…」と白状したという。結局ひどい空腹感に3日も我慢しただけで逃げることもできず、本格的な事情聴取を受けることになった。
具体的な詐欺の内容、男に関する詳しい情報などは、現時点では明かされていない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)