節電のためエアコンの室外機カバーを自作 1年後発覚した衝撃の真実が話題
夏場に欠かせないエアコン。節電のため、室外機カバーを自作した人に待ち構えていたこととは…。
2021/07/21 04:00
■勘違いにたどり着いたキッカケ
パークさんが一年越しの勘違いに気がついたキッカケは、室外機カバーが腐食していないか確認した際、自室のエアコンが稼働しているのにも関わらず室外機が全く動いていなかったからだ。悲しいことに左奥の室外機が、元気に動いていたという。
その時の心境を聞いてみると、「 数秒間は虚無といった感じでした。 去年、『やっぱり日陰作るとクーラーの冷えが違うな』と思っていたのです。その記憶がフラッシュバックしましたね」と恥ずかしそうに説明してくれた。あるモノやコトを本物だと信じ込む、プラシーボ効果を実感していたとは…。
サイズが合わず自室の室外機への流用が不可能だったため、そのままにしているというパークさん。最後に「効果はあるはずなので、下の部屋の人のクーラーが長持ちすればいいと思っています」と下の住民に気を遣ったコメントを残してくれた。なんて優しい人なのだろう。
■室外機カバーは節電につながる?
話題となった室外機カバーは、本当に節電になるのだろうか。そこで、空調機メーカー「ダイキン工業」のホームページを見てみると、「室外機は日陰に設置するか、日除けで直射日光を防ぎましょう」との説明を発見。
どうやら、部屋の中の熱を外に捨てる際に多くの電力を使用するという。室外機が直射日光や地面からの照り返しにさらされると、その付近は高い温度になってしまうため、熱を捨てる効率が低下して電力を余分に消費してしまうのだ。
パークさん、下の階の住民にめちゃくちゃ良いことをしているではないか…。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)