「通報して」とメモを公衆トイレに残したDV被害者 機転が功を奏し自由の身に

元恋人に軟禁され、死も意識した女性。それでもやっと思いついたアイデアが、生還につながった。

■一度は警察もだまされたが…

メモがきっかけとなり、通報を受けた警察はさっそく捜査を開始。書かれていた住所を頼りに男の家にも行ってみたが、ドアをノックしても誰も出てこなかったという。

そこで女性の携帯番号を確認して連絡を試みたが出たのは男で、「彼女なら休暇でニューヨークに行っています」という嘘に、まんまとだまされてしまった。

だがその後、別の公衆トイレからも女性が書いたメモが発見された。

そこには2021年5月1日から拘束されていること、警察が来てドアをノックする音もちゃんと聞こえていたこと、虐待はそれでも続いていることなどが書かれていたため、警官隊はSWATチームを引き連れて再び男の家に急行した。


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■通報が頼みの綱

これにより、当局はようやく男の身柄を確保した。性的暴行を受け、首を絞め上げられたこともあったという女性。「家族も全員ぶっ殺す」という脅し文句を信じ、危害が及ばないことを願って、ひたすらつらい日々に耐えていたようだ。

事件を報じた複数のメディアは、DVや虐待の被害者、またはその被害の情報がある人は、「すみやかにホットラインなどを通し通報しましょう」と呼びかけている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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