「通報して」とメモを公衆トイレに残したDV被害者 機転が功を奏し自由の身に

元恋人に軟禁され、死も意識した女性。それでもやっと思いついたアイデアが、生還につながった。

公衆トイレ・女子トイレ

「おまえも家族もぶっ殺す」。元恋人のそんな脅迫に恐れおののき、逃げることができずにいた女性。しかしあるメモがきっかけとなり容疑者が逮捕されたことを、『NBC News』などアメリカのメディアが報じた。


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■自由を奪われた女性

アメリカ・ペンシルベニア州で暮らす女性は、かつてある男(38)と交際していた。だが暴力的な男に愛想を尽かし、身の危険も感じたことから、結局は別れを決意したのだという。

その後は平穏な日々が続くことを願ったが、未練を断ち切れずにいた男は5月1日に女性と接触。怖くなった女性は「家に帰りたい」と訴えたが男は許さず、「俺の家から逃げ出したらおまえをぶっ殺す」「おまえの家族もな」などと脅迫し逃亡を阻止した。

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■メモで助けを求める

それでも男とスーパーマーケットなどに行く機会はあったため、女性は男にバレないように外部に救いを求める方法はないかと考えるようになった。

そんなある日、女性は店内の女性用トイレに行き、メモを残すことを思いついた。

「男につかまり、性的・身体的な虐待を受けています」「通報してください」「もしこのまま私が家に帰れなければ、家族に愛していると伝えてください」。急いで書いたこのメモには、男の住所のほか、男がナイフを所持していることなども書き添えられていた。

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■一度は警察もだまされたが…