五輪選手村、韓国選手団の新たな垂れ幕がネット上で賛否 「逆に面白い」
東京・晴海にある東京オリンピックの選手村。18日記者が現地に行くと新たな垂れ幕が設置されていた。
東京・晴海にある東京オリンピック選手村。建物バルコニーに貼られた韓国選手団による「反日」メッセージ横断幕が物議を醸しその後取り下げになったが、18日、新たな懸垂幕を掲出したことに再び賛否の声が巻き起こっている。
■「抗日の英雄」の名言をアレンジ
14日、韓国選手団がバルコニーに掲出したのは「抗日の英雄」とされる李舜臣(イ・スンシン)の言葉にちなんだ「臣にはまだ5000万の国民の応援と支持が残っている」というメッセージ。
メディア報道で国内から抗議の声が上がり、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長も「対立的メッセージはあってはならない」と否定的な意思を示し、「IOCからのリクエストで撤去した」と説明。撤去によって一旦は落ち着いたかのように見えた。
■新たな懸垂幕
しかし18日、韓国選手団は横断幕ではなく新たな懸垂幕(垂れ幕)を設置。
そこには虎の形をした朝鮮半島のイラストとともに、領土問題で揺れる竹島をかたどったと見られる模様も。文字にはハングル語で「虎が降りてくる」と記してあった。
■新たな物議のタネに
その結果、イラストに込められたメッセージは明確にはわからないが、以前の横断幕の件もあり、ネット上では「また何かの意図が込められているのでは」と意見が飛び交う事態に。
戦国時代の朝鮮出兵で、豊臣秀吉が加藤清正らに虎狩りを命じたことから「朝鮮出兵を未だに根に持つとは」「逆に面白い」「いつの話を今やってんの」と批判する辛辣な声のほか、「ちょっと不思議です」「他の国にわからない内容のようなのでいいんじゃない」「いささかこじつけが過ぎる気もする」と冷静な視点で語るユーザーも散見されている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)