たかまつなな、小山田圭吾いじめ自慢問題で提言 「対話できる社会にしたい」
お笑いジャーナリストのたかまつななが小山田圭吾の問題に触れ、社会の理解を求めた。
■防げなかった時にどうするのか
小山田の問題に触れたたかまつは「人は間違いをすることがある」とした上で、その対応には「謝罪、説明、再発防止」をすることが大切だという。
人は間違いをすることがある。真摯に謝罪、説明、再発防止することが大事だ。だから、小山田圭吾さんを叩くだけではなく、いじめをなくすために、防げなかった場合に、どうすれば良いかまで考えたい。過去のいじめは酷く、フラッシュバックする方もいるし、傷が一生残ることも含め社会で理解しないと。
— たかまつなな/時事YouTuber (@nanatakamatsu) July 18, 2021
ネットの炎上騒動の際に当事者を悪者のようにたたいていく風潮には「いじめをなくすために、防げなかった場合にどうすればいいのか考えたい」と問題そのものを指摘するのではなく再発を防止するための方法を考えるべきだと話す。
過去にいじめやパワハラの被害に苦しい胸の内を明かしたこともあるたかまつは「フラッシュバックする方もいるし、傷が一生のこる」と被害者の心の中に残る深い傷をどう癒やしていくのかについて社会の理解を求めた。
■誰もが簡単に加害者になれる時代
たかまつは「無意識のうちに差別やいじめに加担することもありうる」と、知らずとも他人を傷つけてしまう可能性のあるネットの危うさに「本当に怖いと思う」と感想をツイート。
ネット社会では、知らないうちに加害者になることもあるし、無意識のうちに差別やいじめに加担することもありうる。その場合、どうしたら、許されるべきなのか。私は分からずこの凶器が使えるネットが本当に怖いと日々思う。炎上するから過去の過ちを隠すという風潮は避けたい。対話できる社会にしたい
— たかまつなな/時事YouTuber (@nanatakamatsu) July 18, 2021
そんな危うさにたかまつは自分が知らないうちに他人を傷つけてしまった時に「どうしたら許されるべきなのか」と問題提起。「炎上するから過去の過ちを隠す風潮は避けたい」とたかまつが話すように臭いものにふたをしてしまえば良いというものではない。
■対話できる社会へ
間違えてしまった過去も含めて包み隠さずできるようになるには、小山田のように過去に問題があった人物をさも犯罪者であるかのように徹底的に追求しようとする最近の流れには疑問が残る。
たかまつの「対話できる社会にしたい」という願いをかなえるには、気がつかないうちに被害者と加害者のどちらにもなってしまいかねないインターネットの危険性をきちんと認識し、間違いを認めて歩み寄れる社会を作っていくことが必要だろう。
・合わせて読みたい→五輪作曲の小山田圭吾、いじめ自慢の過去について謝罪文公開 賛否は止まず
(文/しらべぇ編集部・綾崎 かなめ)