2歳の娘、朝イチの犯行が絶望的すぎる 母親の「ナイスフォロー」に思わず敬礼
朝早く目覚めた幼い我が子。「一人遊び」に興じていたのだが、その内容に思わず血の気が引いてしまい…。
子供の成長とは、親が思っている以上に早いもの。その成長の早さに驚かされた経験のある人も多いと思うが、幼い我が子の「予想外すぎる行動」にも、同様に驚かされてしまう。
現在ツイッター上では、とある女性が投稿した一件のツイートが話題となっていることをご存知だろうか。
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■子供の「遊び」の結果に驚愕…
注目を集めているのは、学芸員・研究者として活動中のYAMAMOTOさんが5日に投稿した一件のツイート。
投稿には「長女(2歳)は4時に起きて一人遊びをしていた模様」とつづられており、幼い我が子がぬいぐるみやオモチャを手にし、一人で遊んでいる様子を思い浮かべると、つい口元が緩んでしまう。
…しかし添えられた写真を見ると、笑顔が即座に引きつる結果に。なんとそこには、ほぼ全てのキートップが剥がされた状態となった、見るも無残なノートPCの姿が確認できたのだ。
長女(2歳)は4時に起きて1人遊びをしていた様子 pic.twitter.com/z3V5z0GVHY
— YAMAMOTO (@yamamo10_0429) July 5, 2021
■同様の経験がある人も少なくなく…
あまりに衝撃的な光景を捉えたこちらのツイートは、投稿からわずか数日で3.7万件ものRTを叩き出すほど注目を集めている。
寄せられたリプライを見ると、「我が家でも昔やられたことがあります…」「うちにもキーボード剥がしの犯人がいますよ」といった体験談が少なくなく、やはり子供たちにとっては親が普段使用しているPC類は興味の対象として映っているようだ。
また「エンターキー」「スペースキー」といった一部のキーが無事に残っている様子を受け、「エンターキーを残しているのに慈悲の精神を感じる」「エンターとスペースキーは2歳児の力では取れないことが証明された一枚」といった分析を行なうユーザーも見られた。
今回記者がツイート投稿主のYAMAMOTOさんに詳しい話を聞いたところ、変わり果てたノートPCをめぐる、その後の怒涛の展開が明らかになったのだ。
■発見時の「落差」が凄まじすぎる
ツイート当日、YAMAMOTOさんの長女(2歳)は朝4時に目を覚まし、一人で寝室からリビングへ向かったという。その後は絵本や積み木、ぬいぐるみを出して遊び始めたため、YAMAMOTOさんは家事や娘2人の保育園の準備、自身の支度に取り掛かり、夫は次女のオムツを交換したり、ミルクを与えていた。
5時ごろになって長女が甘えてきたため、30分ほど一緒に遊んでいたYAMAMOTOさんだが、キーボードのパーツ類がリビングのソファーの脇にまとめられていることに気付く。慌てて自分のPCを確認したところ、前述の通り悲惨な状態となったノートPCを目の当たりにしたのだ。
「PCはやや高い位置にあったのですが、(長女は)椅子などに上ったのでしょう」「夫を呼んで一緒にパーツを拾い集め、PCと共に手の届かない位置に置き、子どもの朝食や着替えを済ませました。保育園へは夫が連れていき、私は7時頃から修復を始めました」と、当時の様子を振り返ってくれた。
なお件のツイートには「子供がパーツを誤飲した」可能性について指摘する声も少なくなかったのだが、既に誤飲を心配する時期は過ぎていたため、今回はパーツの紛失やPC本体の破損の方が心配だったそう。
■その後の根性に拍手…
YAMAMOTOさんが娘から予想外の攻撃を受けたのは、月曜日のこと。本来であればこの日は休みだったのだが…折り悪くちょうど午前中に「Web会議」が予定されていたという。
「まだ使える古いPCを用意するか、夫のPCを借りるべきか…」「会議に遅れるかもしれないと連絡した方が良いだろうか…?」「構造上、キーボードは直せると思うけれど、研究データが破損していたらどうしよう…」と、様々な思いや対応策が頭を駆け巡ったYAMAMOTOさん。
しかしまずは「修復を試みてからにしよう!」と思いたち、古いノートPCを見てキーの配置を確認したり、同じ型番の商品紹介の画像ページをスマホで調べたりと、地道な努力を重ねてノートPCを修復していくことに。
10:00-12:00 zoomミーティング終わり!
こんな日に限ってzoomミーティング…
画面を共有しながら文章を修正する場面があったので、タイピングがぎこちないと思われたに違いない(CtrlとDelの調子が悪い)
本来であればお掃除をするいい機会になったのかもしれないけれど、そんな余裕はなかった… pic.twitter.com/wXAKupDV9C— YAMAMOTO (@yamamo10_0429) July 5, 2021
その後は(パーツ捜索の時間も含め)二時間みっちりキーボードと向き合った結果、見事にノートPCの復元に成功している。しかしPCのコンディションについては、「あまり使用感がよくありません(笑)」「Web会議ではタイピングが遅いと思われたようです」とのこと。
YAMAMOTOさんのノートPCのキーボード部分は「パンタグラフ」という内部構造をしているのだが、「会議後に時間を使い、使用頻度の高いキーについては、パンタグラフを入れ替えて少し使いやすいようにしました」「パンタグラフの切り欠きが破損しているものもあったため、そのうちきちんと直したいと思います」と、今後のPC修復に関する志を語ってくれた。
月曜の早朝から、家事に育児にPCの修復と、まさに「三面六臂」の活躍を見せたYAMAMOTOさんに、心からの拍手を送りたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)