優等生でトップモデルへの道もひらけていた16歳少女 泥酔状態で川遊びをして溺死
活躍を期待されていたモデルの卵。ライフガードの経験もあったが、大量飲酒で川に入るとは…。
アメリカでモデルとして活躍するようになっていた少女が、友人たちと飲酒して泥酔。川遊びをしているうちに溺れ、16歳という若さでこの世を去った。衝撃の事故を『New York Post』などが伝えている。
■大量に飲酒して川へ
アメリカ・ミズーリ州に住み、モデルとして活躍していた16歳のカラ・ライスさん。彼女は2日、メラマクタウンシップにあるキャッスルウッド州立公園で友人たちと飲酒をしていた。
酒の量はぐんぐんと増え、足元もおぼつかない状態で敷地内の川へ。水で遊んでいるうちに、カラさんはバランスを崩して川に流されてしまった。そしてそのまま水面に上がってくることはなく、駆けつけたレスキュー隊によって川底から遺体で発見された。
■「優等生で外交的」
メディアの取材に応じた父親のカール・ライスさんは、「カラは成績も良く優等生でしたが、未成年で飲酒という過ちを犯してしまいました。友達が多く外交的で、誰からも愛される子でした」と涙ながらに話している。
カールさんと同様に、カラさんの母親も警察から「娘さんが行方不明になっている」と伝えられるまで、カラさんが友人たちと出かけたことを知らなかったという。
■ライフガードのアルバイトも
カラさんは、水泳とバレーボールが得意で運動神経もよく、ライフガードのアルバイトをしていた。しかし皮肉にも川で溺れ、この世を去ってしまったのだ。
彼女はウェブスター・グローブス高校に通いながら、14歳のときに、俳優のアシュトン・カッチャーやモデルのカーリー・クロスを輩出した有名なモデルエージェンシーと契約。大手シューズブランドのモデルを務めた経験もあり、さらなる飛躍のため近々にニューヨークに引っ越す予定だった矢先に、悲劇が起きてしまったのだという。
■水難事故が続いていた
ミズーリ州では少し前から大雨が降っており、河川の水量や勢いが増していた。また、6月には17人が水難事故で亡くなっており、安易に川に入らないよう注意が呼びかけられていたという。
この事故を受け、世間からは「これからもっと輝かしい未来が広がるというのに、もったいない」「未成年はもっと飲酒の恐ろしさを知るべきだ」との声があがっている。
日本でも、たびたび未成年者の飲酒で急性アルコール中毒死の事故が報じられている。当事者の周囲は、悪ノリ、勢い、若気の至りといった甘い言葉で釈明しようとするが、強要も含め、それでは済まない重大な責任が伴う事故だということを、未成年者も成人も認識しておきたい。
・合わせて読みたい→泥酔状態で川の字に寝て… 生後4ヶ月の乳児が夫婦によって圧死
(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)