菅首相、東京都4度目の緊急事態宣言を今夜説明へ 五輪観客についても言及か
菅義偉首相は今夜記者会見を行い、東京都へ4回目となる緊急事態宣言の発出について説明を行う予定だ。
2021/07/08 12:15
菅義偉首相が、8日夜に緊急記者会見を行うことが明らかになった。東京都への4度目となる緊急事態宣言の発出について説明する予定だ。
■先月20日に解除されたばかり
6月17日に開かれた会見では、全国の感染者数が減少していることから、北海道、東京、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡の7都道府県の緊急事態宣言を同月20日で解除すると発表。
しかし地域によっては新規感染者数が下げ止まりの状況が見られ、リバウンドが懸念されることから、東京都や大阪府など7都道府県については、「まん延防止等重点措置」へ移行。7月11日までが期限とされていた。
■緊急事態宣言を再発令
それらを含め現在10都道府県に適応されている「まん延防止等重点措置」が11日に期限を迎えるにあたり、当初は重点措置の期間を延長する方向で調整していた。
だが、7日の東京都の新規感染者数が920人となるなど感染再拡大が顕著となり、見込み通りにはいかなかった。結果、政府は東京都に4回目となる緊急事態宣言を発令する方針で進めたという流れだ。
それに合わせ千葉、埼玉、神奈川の首都圏3県と大阪府は8月22日まで「まん延防止等重点措置」の期限が延長され、北海道、愛知、京都、兵庫、福岡の5道府県は11日で解除する方向で調整しているとみられる。
11日に緊急事態宣言の期限を迎える沖縄県についても、8月22日まで延長する方針だ。
■五輪の観客問題についても
東京都への緊急事態宣言の発出に伴い、都内の飲食店に対しては酒類提供の停止を要請するなど対策が強化される見通し。まん延防止等重点措置を延長する千葉、埼玉、神奈川の首都圏3県でも同様の措置を取る方向だ。
また、東京五輪について、政府は9日にも大会組織委員会などとの5者協議を開き、「原則1万人」としている観客上限の見直しを決める。宣言発令方針を踏まえ、「無観客」を原則として検討する見通しだ。本日の会見では、五輪の観客についても説明があると見られる。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)