かわいいコアラ、その表情に驚愕… コアラ界の「ちょっと男子〜!」は次元が違った
人間の世界固有と思われてきたメッセージ。じつは、コアラの世界にも存在することが明らかに…。
■「普段」の性格を聞いてみると…
話題のツイートに登場したのは「のぞみ」という名前のメスのコアラで、年齢は13歳。写真の表情を見るからに、かなり気性の荒いコアラなのでは…と身構えてしまうが、本来の性格は甘えん坊で「スタッフに抱っこを求めることもあります」とのこと。
続いて、コアラがこうした威嚇の表情を見せる理由について尋ねてみると、「コアラのオスはメスへの求愛の際に独特な低い声で鳴いてアピールするのですが、メスがこれを拒否する場合には今回の写真のように口角を上げて高めの声で鳴き返します」と解説してくれた。
「鳴き声を上げる」というのがコアラにとってはかなり重要なポイントとなっており、担当者も「コアラは栄養のあまりないユーカリを主食にしているので、普段から省エネな生活を送っています。一日中寝ているのも、そのためです」と、その生態を説明しつつ要点を補足。
「そこで今回のように、声で遠くにいる相手の発情状況を察することができれば、お互いに無駄なエネルギーを使うことなく済むというわけです」とのことで、コアラにとってはこちらの表情と鳴き声が、かなり重要になってくるのだ。
■普段とのギャップにほっこり
なお「威嚇」時の写真のみ世に出回ってしまうのは、いくらコアラといえど、のぞみちゃんの沽券に関わるのでは…と思わず心配した記者は、担当者に「平素の様子」の写真を数枚共有してもらうことに。
こちらでは真ん丸な瞳が特徴的なキュートな姿を拝むことができ、つい胸を撫で下ろしてしまった。しっかりカメラを意識して目線をやっているところが、なんとも愛おしい。
我われ人間の場合は「合唱コンクールの練習をサボる」「教室の掃除をサボる」といった愚かしい行動の中で、女子から「ちょっと男子〜!」とお叱りの言葉を受けるなどの経験を蓄積し、少しずつ「異性との付き合い方」を学習していくもの。
修行不足から「イマイチ女性との距離感が分からない…」と頭を抱えている人がいれば、コアラの処世術を参考にしてみると、新たな発見があるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)