おふざけで鼻の穴に異物が詰まり約40年 除去に成功した女性の鼻呼吸が復活
鼻に物を詰めて遊んだ結果、取り出せなくなった女性。その日から37年、ようやく問題の物体が出てきた。
子供が鼻の穴に小さい物を入れてしまうことは、そう珍しいことではない。ある40代の女性も子供の頃にそんな経験をしたが、取り出せないまま年月が経過。37年後にようやく手術で除去してもらうまでの経緯を、『Stuff.co.nz』など海外のメディアが伝えた。
■珍アクシデント発生
ニュージーランドで暮らすメアリー・マッカーシーさん(45)には多くのきょうだいがおり、子供時代にはよく一緒に遊んだという。
8歳のある日にはゲームで使う小さなプラスチック製ディスクを鼻の穴に詰め、鼻息で遠くまで吹き飛ばすという遊びに夢中に。しかしメアリーさんが「どこまで飛ばせるかな?」とワクワクしながら思い切り息を吸った瞬間に、ディスクは鼻の奥に入り込んでしまった。
「やばい、ママに怒られる」と考えて親にも言えなかったというメアリーさんだが、「あのディスク、いったいどこへ…」と考えると、怖くてたまらなかったという。
■新型コロナ検査で激痛
鼻呼吸は困難になり痛みもあったというが、メアリーさんは秘密を明かさず成長した。息子(22)にも恵まれたが、その子に障害があったため、自身の鼻のことまで深く考える余裕もなかったという。
そんなメアリーさんに転機が訪れたのは、昨年のこと。新型コロナウイルス検査を受けることになり、鼻の奥に綿棒を入れられたところ、激痛を感じたのだ。
その後も痛みが続き、鼻水も止まらなくなったため病院に行くと、「鼻の穴に何か入れたことは…?」と聞かれ、子供時代の出来事を伝えたのだという。