児童5人死傷事故を受け八街市長が会見 市の管理の甘さも判明

「現場の道路に速度制限を設けるように、佐倉警察署に要望する。これまではしていなかった」と市長。

2021/06/30 17:15

■たらい回し状態

この実施状況について、市の安全安心官に聞くと「今年4月に来たばかりで良くわからない」、道路河川課は「よくわからないので、教委の学校指導課に聞いてください」とたらい回し状態。学校教育課は「担当者が朝陽小学校に行っているので答えられない」と述べた。

学校指導課では学校毎に、通学路の危険箇所について具体的にまとめている。現在第3期対策を実施中だが、ホームページ上には第2期分までしか掲載されていない。


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■危険箇所が多い通学路

学校教育課への再度の取材では「これから掲載しようと思っていた」と述べた。特に朝陽小学校周辺では細い道が多く、危険箇所も多岐にわたる。

八街市事故

そのため、対策が追いついていない現状があるのだ。ガードレール設置やカラー舗装だけでは、なかなか危険が回避できない道路環境。今後は、スクールバスのようなものを運行するなど、より危険性を回避できる対策が求められる。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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