秋葉原の忍者カフェ 妖艶くの一たちを一発でメロメロにした「忍術」が話題
秋葉原で人気のコンカフェ「不忍カフェ」。そこでお給仕するくの一たちを魅了するユニークな「福利厚生」がある。
■注目のネーミングには常連客も参加
さらにかなりの額をかけて畳3畳分の“猫部屋”を作るべく工事計画を練っているとも明かす。
「うちの女の子たちは上京後一人暮らしで頑張っている子が多く、『賃貸なんでペットが飼えないんですよ』という話をよく聞いていました。だったらお店の空きスペースで猫を飼ってみようと思ったのがきっかけで、この夏には換気、匂いや衛生管理をしっかり守ったガラス密閉の部屋をつくる予定なのです」(千世社長)。
もちろんその空間に立ち寄れるのもスタッフ限定。女性心がわかる女性社長ならではの発想であるが、そこまでお金をかけていいのか心配にもなる。しかし、飼育以降、女性スタッフたちには多くの笑顔が生まれているという。
「まさに猫かわいがりですね(笑)。勤務が終わった後、話しかけたり、猫じゃらしで遊んであげたり。先日、猫の名前をどうするかお店で決めようという話になり、お客様に投票してもらった結果、『はるさめ』君に名前が決まりました」と千世社長は笑顔で話す。
■ツイッターでも話題に
秋葉原のコンセプトカフェ業界では、その多忙さゆえ人気キャストが突如アルバイトを辞めたり、長期の勤務が続かない傾向がある。今回のようなユニークな福利厚生は、その流れを変える一手にもなろう。ちなみに21日にははるさめ君のツイッターアカウントも誕生し、日々アップされるキュートな写真にスタッフはもちろん、客からの反響も多く集めていた。スタッフ、さらには客にとっても同店への興味をさらに高まらせる結果になっている。
千世社長は、「夏には、秋葉原エリアにエステ店舗をオープンする予定もあります。お客様の利用のほか、店舗スタッフの福利厚生にも利用する予定です。新型コロナの影響で秋葉原の活気も一時は落ちましたが、萌え産業の発展のため色々な挑戦を試みるつもりです」とも語る。
こんな時期だからこそ、立ち止まるのではなくさらなる一歩を。そんなくの一社長の攻めの姿勢が、同店人気の秘訣なのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)