燃える車から重傷者を救出した英雄に称賛の声 「母性本能に突き動かされた」
炎上中の車の中にいた重傷者。その人物を命がけで救ったのは、勇気ある女性だった。
■「母性本能で助けた」
アシュリーさんは脚に大けがを負い、骨がむき出しになっていたほか、頭からも大出血していたという。ハーパーさんは傷ついたアシュリーさんを自分の両脚で挟み込むようにして休ませ、木にもたれながら救助を待った。
救急隊が到着するまで「もう大丈夫よ」と励まし続けたハーパーさんは、その後にメディアの取材に応じ「本能です」「母性本能というか…人としての本能に突き動かされ救助にあたりました」と語った。
もしハーパーさんが素通りしていたら、または通報し助けが来るのを待つだけだったとしたら、アシュリーさんは亡くなっていたかもしれない。
■「英雄」への感謝と称賛
今も病院で治療を受けているアシュリーさんは、ビデオで「命を救ってくださってありがとう」「あなたにお会いする日が待ちきれません」とハーパーさんに対する感謝の気持ちを伝えた。
勇気あるハーパーさんをアメリカのメディアは「英雄」と呼んで称賛し、この経緯を知った人々からは「勇気と優しい気持ちをもつ人間が、この国にはもっと必要だ」「ふたりとも助かって本当に嬉しく思う」という声があがっている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)