河野太郎大臣、ワクチンめぐるデマを次々と否定 不妊や安全性の問題は…
河野太郎大臣が自身のブログで、ワクチンについて「デマが流布」されているとして、一つずつ説明している。
■長期的な安全性
多く言われている「長期的な安全性がわからない」という説にも、「mRNAは半日から数日で分解され、ワクチンにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれることはありません」と重ねて強調。
mRNAワクチンでのアナフィラキシーについても触れ、「症状が出るのは接種してから2日以内に限られます。これまでのワクチンでも、ほとんどの副反応が6-8週間以内に起きることが知られています。以上のことから、コロナワクチンの長期的な安全性について特段の不安があるということはありません」と改めて記した。
■「感染の増強」は
ワクチンや過去の感染により作られる抗体が、ウイルスの感染を増強してしまうことを「ADE(抗体依存性増強現象)」と言うが、ワクチンによって「ADEが起きる」との説にも言及。
デング熱ワクチンやSARSワクチンで起きたことがあるが、「ファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチンでは、高い中和作用がある抗体とバランスのよいリンパ球の動きが確認され、動物実験でもADEは観察されず、大規模な治験においてもADEの報告はないことから、新型コロナワクチンに関して、ADEの可能性は考えにくいとされています」としている。
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(文/しらべぇ編集部・けろこ)