堀ちえみ、絵本『10のことば』朗読への思い語る 「言葉の大切さを痛感しました」
堀ちえみが朗読に挑戦した『10のことば』が発売。言葉への思いや、生きていることへの感謝について語った。
■あたりまえの挨拶を心を込めて
堀は2019年にステージ4の舌がんを患い、舌の6割を切除。太ももの一部を移植する手術を受けた。
堀の家族が、「発語のリハビリ用の絵本を」と旧知の絵本作家・まえをけいこ。さんに制作を依頼。まえをさんは、「ちえみさんがやっと取り戻した言葉なら、あたりまえの挨拶もどんなに心を込めて紡がれているだろうか」と想像しながら同書を編み上げたという。
■温かな声で絵本の世界を表現
同書では、「おはよう」「いただきます」「ごめんね」「ありがとう」といった挨拶を通じ、ありふれた一日を営めることの尊さ、病を経験して気付いた、この世界のかけがえのない美しさが、やさしい言葉と花々の絵で描かれている。
付録として、堀自身が朗読した音源を収録。心を込め、温かな声で、絵本の世界と生かされていることへの感謝を表現している。なお、音源は2次元コードをスマートフォンで読み取る形で再生できる。