『怪物くん』『この木なんの木』など 音楽界の巨匠・小林亜星さん死去
数多くのCMソングなどで知られ、俳優としても人気を博した作曲家・小林亜星さんが先月30日に死去していたことがわかった。
作曲家で俳優としても活躍した小林亜星さんが、心不全のため5月30日に死去していたことが14日、一斉に報じられた。88歳だった。
■自宅で体調を崩し搬送
報道によると、小林さんは5月30日早朝に東京都内の自宅で急に体調が悪くなり、病院に搬送されたが、そのまま意識が戻ることなく息を引き取ったという。
葬儀・告別式は近親者で執り行われた。コロナ禍もあり、お別れの会については現在のところ予定していないという。
■数多くの曲を作曲
小林さんは大学時代から音楽サークルで活動し、卒業後から本格的に作曲を学んだ。
繊維大手・レナウンのCMソング『ワンサカ娘』で話題となり、その後も「この木なんの木」の歌詞で知られる、日立グループの『日立の樹』や、日本生命保険の『モクセイの花(ニッセイのおばちゃん)』、新興産業の『パッとさいでりあ』、ファミリーマート『ファミリーマートのテーマ』など数多くのCMソングを手がけた。
また、『あさりちゃん』や『怪物くん』、『ひみつのアッコちゃん』、『プロゴルファー猿』などのアニメソングや、都はるみの『北の宿から』、埼玉西武ライオンズの球団歌『地平を駆ける獅子を見た』なども世に送り出した。