アルツハイマー患う夫が妻に2度目の求婚 善意の人々による無償の結婚式が実現
アルツハイマーを患った男性が、優しい妻に再び惹かれ、結婚を申し込んだ。
妻の名前、そして結婚している事実さえ忘れてしまった男性が、常にそばに寄り添ってくれる優しい女性(妻)を好きになった。その思いは強くなるいっぽうで、ついには結婚を申し込んだことを、『NBC New York』などアメリカのメディアが伝えた。
■50代の若さでアルツハイマーに
アメリカ・コネチカット州で暮らすピーター・マーシャルさん(56)は、妻のリサさんと結婚して12年になる。しかし徐々に物忘れがひどくなり、数年前には50代の若さにしてアルツハイマー病を患っているという診断を受けた。
その後に病気は急速に進行し、ピーターさんは自分が結婚していること、そしてリサさんの名前まで思い出せなくなってしまった。
■「結婚しよう」と提案した夫
それでもしっかり支えてくれるリサさんは、ピーターさんにとって心のより所に。いつしか再び恋に落ちたピーターさんは、ある日リサさんとテレビで挙式のシーンを見るなり、「僕らも結婚しようよ」と提案した。
これを受け入れることにしたリサさんは、挙式やイベントのプランナーとして働く娘に連絡。事情を察した娘が知人や仲間に声をかけたところ、多くの人が協力したいと申し出た。