ベンツの超小型カー『Smart』に20人がすし詰め ギネス世界記録動画が再び話題に
チャレンジ動画のネタを探す若者たちに、最高のアイデアを与えた…? ただし無理は禁物だ。
便利さと機敏さに満ち、類を見ないシティコミューターとして話題を集めている、メルセデスベンツの超小型カー『Smart(スマート)』。この小さな車に人をどれほど押し込めることができるのか、ご存じだろうか。
■超小型車に女性が20人も
超小型でも居住性と安全性を追求したという『Smart』。7年ほど前、その小さな車にできるだけ多くの人を乗せてみようという驚きの試みがあった。
チャレンジは見事に大成功。20人も乗り込み『ギネス世界記録』に認定され、今日まで破られていないという。そのときの映像が再び紹介され、チャレンジ動画好きたちをうならせている模様だ。
■次々と乗り込むメンバーたち
あわや窒息も骨折も覚悟かという「すし詰め」に挑んだのは、イタリアのあるチアリーディング・チーム。彼女たちは個々の体格や体重に合わせて位置を決め、体の柔軟性を生かし、まずは10名ほどがすいすいと車に乗り込んだ。
ダッシュボードの上には小柄なメンバーが平らに寝そべって重なり、フットスペースにも体を丸めたメンバーが。運転席・助手席には2人ずつが座っている。
■男性に抱きかかえられて…
15名を過ぎると、いよいよメンバーから苦しそうな声が上がるが、彼女たちはあきらめない。「ここにまだ余裕がある。乗って」と残りのメンバーを導いている。
すると、その空間と同じ形にポーズを取ったメンバーを男性が抱きかかえ、押し込んでいく。こうして20名が『Smart』にすし詰めにされたが、重要なのは、『ギネス世界記録』の認定員の目の前でドアとハッチバックを閉じること。
それを成功させた瞬間に、彼女たちの記録は世界一と認定された。
■ツイッターの動画が大反響
『Most People Inside A Smart Car』という2014年に撮影された動画を、ギネスブックの公式ツイッターが数日前に改めて公開すると、あっという間に再生回数が22万回を突破。8,000を超える「いいね」が付き、コメントも900を超えた。
チャレンジ動画の投稿が好きな若者たちの「これなら自分(たち)にもできるかもしれない」という意欲を、かなりくすぐったことだろう。新たな記録が久しぶりに生まれることに期待したいが、窒息や骨折の危険もあるため、この手のチャレンジに無理は禁物だという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)