『孤独のグルメ』、待望の続編放送決定 「独り飯」を掘り下げる「シーズン9」が開幕
放送開始から9年、ついにシーズン9に突入する『孤独のグルメ』。今回は、コロナ禍で再注目されている「独り飯」を掘り下げていく。
俳優・松重豊主演の人気ドラマ、『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の“シーズン9”が、7月クールより、連続ドラマとしては約2年ぶりに放送スタートすることがわかった。
■至福の食事時間を描くグルメドキュメンタリー
同作は、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重豊)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマだ。
原作・久住昌之氏、画・谷口ジロー氏による『週刊SPA!』発刊の同名人気コミックをもとにドラマ化され、2012年に深夜帯でひっそりと放送を開始。すると、食欲をそそる料理と松重が演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」がたちまち話題となった。
さらに、2017年から2020年まで4年連続で、大晦日の夜にスペシャルドラマが放送され、同作の続編を待ち望む声が高まっていた。
■かつて訪れた懐かしの店へも再訪
今回放送が決定したシーズン9では、家族経営などの小さなお店をメインに、コロナ禍で再注目されている「独り飯」をさらに掘り下げ、おなかも心も満たしてくれる飲食店と主人公の物語を描いていく。
さらに、選りすぐりのお店とともに、かつて訪れた懐かしのお店も再訪。はたして五郎はどんな街で、どんな絶品グルメと出会うのだろうか。
■「堂々と外で食べられて嬉しい」
開幕に向けて、主演の松重からコメントが届いている。新シーズン開幕を聞いた際の心境は、「この1年以上、まともに外食していません。収録とはいえ、堂々と外で食べられるということに喜びました」とのこと。
シリーズ開始から9年となるが、井之頭五郎を演じる上での変化について「老けました。もう痛々しいから辞めろという声が聞こえてきたら、辞める覚悟はできています」と語る。
「『孤独のグルメ』は、飲食店の方々とともにあります。事態がひっ迫すれば最終回まで完食できません。皆様の感染対策に支えられています。後半過去の再放送でお茶を濁すことがないよう完走を目指します」と意気込みを述べた。
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(文/しらべぇ編集部・ゆきのすけ)